2011年9月19日 クロスマウンテンマラソン・イン・王滝

南側からの御嶽山

 9月19日(祝)、クロスマウンテンマラソン・イン・王滝 42kmにN医師と2人で参加しました。

 御嶽山の裾野に広がる王滝村の永ケ瀬をスタートし、普段は入ることができない国有林を走ります。御嶽山を南側から望みながら最低地934mのスタート地点から最高地1600mまでの高低差700m、合計上昇距離1224m、合計下降距離 1097mの林道を42キロ走り続けるレースです。33キロ地点の地元の人でも普段見ることができない三浦ダムを渡り、残り8キロの下りきった滝越の水交園がゴール。

   コース マップ

 普段のマラソン大会と違って参加者も少ないがいかにも…といった普通ではない面々。エイドは6か所あるものの林道なので応援はゼロ。激坂を攻略できるか、心折れるか、まさに自分との戦い、自分の心と向き合うレースです。

 そんなレース、初のトレイルに参加することになったのは、5月のぎふ清流マラソンの帰りの電車で、H医師やN医師から勧められたのがきっかけ。軽い気持ちでエントリーしたものの送られてきたコースマップのアップダウンにびっくり。多少デフォルメされていたようだが、もともと坂が苦手なので完走すら不安になりました。
 そこで、9月の休みに一人で神坂峠まで往復30キロ、高低差1000mの峠ランを敢行。これで自信がつき、目標5時間で挑むことに。
 
 しかし、レースが近付くにつれて天気予報は雨マークばかり。家族や職場の方からは、「危険」「だいじょうぶか」「ネット銀行のパスワードを教えろ」など、心配?する声が…。でも大丈夫でした。強運の晴れ男N医師のおかげで前日には天気予報が晴れに…。18日の14時30分に職場を出発しました。

 17時に王滝村に到着、ちょっと時間があったので自然湖を見学。17時30分には松原スポーツ公園で受付を済ませました。前日もバイクのレース、120、100、42キロのレースがあり、たくさんの人がレースを終え自転車を整備したりくつろいでいたり。中には翌日のマラソンもエントリーする人も多数います。

 宿舎はちょっとリッチに御岳高原ホテル。ゴルフ場に隣接のホテルに宿泊。マラソン前日なのにバイキングで刺身、ステーキ、生中頂きました。お風呂に入って、明日の準備をチェックして10時前には就寝。ベットの真ん中が沈む感じで熟睡できなかったです。


幻想的な自然湖

N医師は刺身、お寿司、てんぷらに生2杯

生1杯でがまん。ステーキもおいしかったです

5時30分ホテル出発 車窓からの御嶽山 雲ひとつない晴天

立ち入り禁止のゲートがスタート地点

女性7人含む135名がエントリー

給水ボトルを減らすか最後まで悩んでました

ハイドレーションに1.5lのアクエリアス

スタートしてすぐ林道です

4〜5キロ地点

2つ目のエイド(12キロ)の人に写真を撮っていただきました

20キロくらい この後の上りもきつかった
普段は入れない国有林
山道を延々上ります

エイド6か所のみで応援はなし

一人RUN。前も後ろもランナーはいません

33キロ過ぎの三浦湖

地元の人も普段見られません


 朝4時30分に起床。この時間では朝食は出ないので前日に買っておいたコンビニのおにぎりを食べる。1.5lのペットボトルの水に粉末アクエリアスをとかしてハイドレーションパックにセット。やはり結構重たい。肩や腰に擦れ防止のワセリンをたっぷり塗り準備完了。

 5時30分にチェックアウトし参加者の駐車場となる松原スポーツ公園へ向かう。そこから今度はシャトルバスに乗り合わせスタート地点へ。荷物を預けて7時スタートを待つ。N医師は最後までムサシのペットボトルを3本もつか2本か、ウインドブレーカー入れるか入れないかで悩んでいました。

 42キロの参加者はエントリー表では女性7名含めた135名。茨木や千葉など関東からの参加者も…。普通ではない人達が集まっている感じがしました。

 7時ちょうどにスタート。広くない林道だが渋滞することもなく気持ちいいスタート。みんな自分のペースを守って走っている。私は5時間目標なのでキロ7分のペース設定。上りはテンポ大事に勾配がきつくても走り続けること、下りではキロ6分で足元に注意しながら走ることを心がけた。
 5キロまでは並走。お互い写真を撮ったが、ここからN医師はペースを落とすことに。私はこれまで通りのペースで走り、8-9キロの下りは手でバランスを取りながらうまくかけ下ることができました。
 
 20キロあたりからまた激しい上り。ここが勝負どころ。キロ9分台でもテンポを崩さず走り続け、歩いている人を何人か抜きます。心折れそうな激坂ですが、絶景の御嶽山を見ると元気が湧いてくるようでした。頂上に上ったと思った後にもまた上りが見えた時はさすがに「なんでだよ〜」と大声出してしまいましたが…。

 30キロ過ぎからは基本下り。快調に飛ばすと浮き石に足を取られグギ。トレランシューズなので走り続けることはできるが、足に負担は蓄積される。注意しながら走り続ける。
 このあたりからは、前にも後ろにもまったくランナーはいない。まったくの一人旅。38キロ地点で800mのまっくらなトンネル。懐中電灯をつけて走るもまっすぐ走れず道の端の水たまりにはまる。おそるおそるなんとか出口まで。
 
 ゴールまであと1キロで歩いていたランナーを抜いた。リュックも持っていなかったので20キロ参加の最終ランナーかなと思っていたら、42キロ参加の方でした。(ゴール後預けていた荷物を受取ると自分への不甲斐なさか荷物を放り投げて悔しがっていました。)

 順位を一つ上げゴールへ。「お疲れ様〜」と地元の人に声を掛けられ、「ありがとう」と答えていると、いつもそうだが感動が胸にこみ上げてきて泣きそうになる。過呼吸になる。最後は、両手広げてゴール。

 これまでフルは2回、40キロ以上はしるのも今回が3回目。マラソンは大きな感動を手に入れることができます。
 フル2回と比べてもとても楽しいレースでした。ペース配分、エネルギー補給もとてもうまくいった大満足のレースでした。

 はじめてのトレイルですがはまりそうです。

 N医師は途中歩いたり、すわっておにぎりたべたりあったものの、目標タイムはクリア。20キロレースとは違う御嶽山の景色に大満足だったようです。車の運転やホテルの手配などお疲れ様でした。10月30日にはここで開催されるハーフマラソン参加するそうです。

【私の記録】

         スプリット    ラップ    
●5km   0’37”37  37”37   
 こまかなアップダウンはあるものの基本上り

●10km  1’10”50   33”13

 8-9キロの下りは軽快に走れました

●15km  1’41”17   30”27   
 下りで5分切りの区間も

●20km  2’23”09  41”52
 くじけそうな激坂 キロ9分です


●25km  3’01”24  38”15
 まだ最高点じゃないの…   

 
●30km  3’34”26  33”02
 よし下り でも足を取られグギッ 慎重に…


●35km  4’04”11  29”45
 三浦ダム以降は舗装道路   

●40km  4’32”30  28”19
 5:30ペースも真っ暗なトンネルでスピードダウン


●42km  
4’42”18  9”48
 応援に「ありがとう」と答えているといつもの過呼吸

 フルの最後はいつも感動で泣きそうになります。

【N医師の記録】
 
           

         スプリット    ラップ    
●5km   0’37”29  37”29   
 このあたりまでS藤と並走、写真撮影も

●10km  1’16”48   39”19

 最近12キロ以上走っていないようでペースを抑えます。

●15km  1’53”43   36”54   
 

●20km  2’39”07  45”24
 激坂に歩いてしまったようです。
 

●25km  3’22”51  43”44
 すわっておにぎり食す? 4時間台も狙えたのに…
 
●30km  3’57”48  34”56
 


●35km  4’29”48  32”00
 三浦ダムではムービー撮影?   
 
●40km  タイム計測なし


●42km  
5’04”18  34”30
 最後の7キロはキロ5分で駆け抜けてます
 目標大幅更新でゴール。
 



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S藤メモ

ハイドレーション アクエリアス 1.5l 半分以上残った

エネルギーゼリー
 スタート前
  ライトシールドリンクゼリー 80kcal 180g
 40分おき
  ワンセコンド クリアレモン 165kcal 86g
  ワンセコンド ピーチクール 165kcal 86g
  ザバスピットインリキッド ピーチ 170kcal 68g
  ザバスピットインリキッド ウメ 170kcal 68g

30キロ地点
 さつま金時ケーキ 231kcal 半分

ゴール後すぐ
 さつま金時ケーキ 残り半分
 えいようかん 171kcal 60g

使わなかったもの ウオークマン
デジカメは結局ウエストバックにしまいました
ライトはやはり小さすぎました